日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

各地の郷土玩具

三条凧(新潟県三条市)

さて、今回ご紹介するのは「三条凧」。 ここで問題です「三条凧」の読み方は?解答はその、起源の終わりで!! 慶安2年(1649)、三条に村上藩の陣屋が築かれる(飛び地領支配のための陣屋 は各地で見られますね)と、旧暦の端午の節句に凧揚げが推奨さ…

三春張り子(福島県郡山市)

江戸時代初期、三春藩主・秋田倩季が、農閑期の副業奨励のため、参勤交代で江戸下 向した際、人形師を伴い帰国。藩内の高柴にでこ(人形)屋敷を与え、人形製作の技法 を農民に習得させたのが始まりとされる。 江戸時代中期以後、最盛期を迎え、人形の種類は…

新薬師寺 摩虎羅大将像レプリカ!!

『博物館実習(1)』最終日前日の踏査では、十二神将像で知られる新薬師寺を参拝 したのですが、授与品に心惹かれるものを発見!! それは十二神将像のレプリカ。1体¥3,500也ということで全部購入なんて無理 (>_<)通常のスクーリング受講であれば、キ…

手向山八幡宮の立絵馬(奈良県奈良市)

天平勝宝元年(749)、手向山八幡宮は東大寺造営の際、豊前國宇佐八幡宮から鎮 守として迎えられ、創建された。 奈良時代、雨乞いの際には黒馬を奉納し、晴天を祈願する際には白馬を奉納する風習 がありました。やがて土馬や木馬、板立馬、絵馬へと変化し…

市原人形(岐阜県瑞浪市)

美濃焼の産地として知られる岐阜県瑞浪市市原地区で、江戸時代末期に製作され始め たという。 明治時代中期には、犬山土人形の製作者である野呂松次郎を招き、土人形の製作法を 学び、農閑期の副業として益見地区や山田地区などにも広まった。 庶民用の土製…

小沼のわら馬(長野県中野市)

中野市延徳地区の小沼の「もち替え」は中野市指定無形民俗文化財であるが、わら馬 はその一端を担う民俗資料である。 毎年3月8日早朝、地区の各戸からわらを編んだ「ワラツト」にあんこやきな粉を付 けた餅を入れ、わら馬と一緒に持参し、集落中央に建つ庚…

昇り猿(宮崎県延岡市)

江戸時代、延岡藩内藤家の下級藩士の妻たちの手内職として始められたとされるが、 諸説あります。 ① ニニギノミコトが高天原に降臨した際、猿田彦は武将として功績を挙げましたが、 その後も粗暴な振る舞いが治らず、アマノウズメノミコトに悪戯したのを諫め…

木牛(新潟県小千谷市)

木牛は江戸時代から伝わる牛の角突き(闘牛)行事に因む郷土玩具であり、丸木の片 端を削った頭に曲がった小枝の角を付けて作成されている。 子供たちは木牛を使って闘牛遊びに興じたという。 平成16年(2004)の中越地震によって大きな被害を受けた牛…

大津絵(滋賀県大津市)

東海道、逢坂関の西側に位置する近江国追分(髭茶屋追分)を発祥の地とし、寛永年 間(1624~1644)頃に仏画として描かれ始めた。 当初は信仰の一環として描かれたものであったが、やがて世俗画へと転じ、18世紀 頃からは教訓的・風刺的な道歌を伴…

甲州凧(山梨県南アルプス市)

江戸時代、江戸の商人によってもたらされたと伝わっているのが「甲州凧」。 特徴として、江戸凧よりも大きく畳数畳の大きさであること。絵柄に浮世絵が描かれていること。そして、凧の特徴であるしっぽ(凧の飛行を安定させる)がなく、骨組みの組み方や重量…

会津唐人凧(福島県会津若松市)

会津から遠く離れた長崎地方に伝わるバラモン凧と形が共通する強風用の凧で、凧の図柄は日の出、武者絵などがあるが、この「会津唐人凧」は大きな口から長い舌を出した《ベロくん出し》と呼ばれるもの。 江戸時代に長崎から会津に伝わったとされるが、何故伝…

おがわ張り子(埼玉県比企郡小川町)

小川町は和紙の里として知られており、張り子も和紙から作られるもの。 以前は張り子製作されていなかった(?)ですが・・・、近年製作され始めたみたいですね。 ふるさと納税、TV番組の背景にも郷土玩具が登場しており、各地で郷土玩具って古き良きもの…

行田足袋(埼玉県行田市)

江戸時代前期より行田市では足袋づくりが開始され、周辺地域で綿栽培や青縞生産が盛んであり原料の入手が容易であったことから地場産業として発展した。 明和2年(1765)の道中案内には「忍のさし足袋名産なり」と記されるほどとなり、江戸時代中期以降…

房州うちわ(千葉県木更津市)

京うちわ、丸亀うちわとともに、日本三大うちわである「房州うちわ」。郷土玩具という分類ではなく、伝統的工芸品ですが・・・、日本の良い逸品は紹介しなければなりません。 房州(千葉県南部)は、うちわの材料となる柔軟性に富んだ良質な女竹の産地であり…

野沢温泉村の道祖神(長野県下高井郡野沢温泉村)

野沢温泉村の道祖神祭りは、毎年1月13日から15日、壮大な規模で行われる。祭りがいつ始まったのかは明らかではないが、道祖神碑には「天保十巳亥年」と刻まれ、河野家文書「文久三年道祖神小豆焼帳」などから江戸時代後期には行われていたことが明らか…

野沢温泉の鳩ぐるま(長野県下高井郡野沢温泉村)

天保年間(1830~1844)、野沢温泉村に自生する木通蔓を利用して作成されたという。 当初は籠や土瓶敷きなどが作成されていたのだが、次第に鳩ぐるまや唐人笛、乳母車など玩具類が作られたとされる。 昭和36年(1961)、長野市で開催された産…

戸沢の藁馬(長野県上田市)

長野県上田市真田町長の戸沢地区に伝わる郷土玩具である「戸沢の藁馬」。 毎年2月第2日曜の午前7時から8時、子供たちが無病息災を祈り、わらの馬を引いて道祖神を参る行事が行われており、藁馬の背には米の粉を餡でくるみ、動物や木の葉を模した「ねじ」…

蘇民将来(長野県上田市)

真田氏ゆかりの城下町にある国分寺八日堂の毎年1月7日午後から8日の縁日で授与される厄除けの護符である。 蘇民将来とは、古代より日本各地に広まった蘇民信仰、蘇民説話に基づくお守りであり、ドロヤナギ(ヤマナラシ)の原木を六角形の形に削り、側面に…

越谷だるま(埼玉県越谷市)

江戸時代中期(一説では正徳3年・1713年頃)、間久里のだる吉という人形師が、従来あった起き上がり小法師に、中国の禅僧である達磨大師座禅の姿を描いたことに始まるとされる。 だるまという郷土玩具(民芸品)ですが、古くは子供の疱瘡・疫病除けのま…