【 新堀の砦跡 】 評価 ★
別 名: 中居の砦
所 在 地: 高崎市上中居町字前屋敷
築城年代: 室町時代
築 城 者:
区 分: 平 城
現 状: 宅 地
室町時代に築かれたとされるが、築城者や歴史は不明である。
正観寺東南にあたる一角が砦址で、北東は矢中堰と接している。現在は宅地となり遺構はない。
しかしながら、地割りや用水路から砦の痕跡を辿ることは可能である。痕跡から内郭は東西30m、南北80m。外郭は南北170m、東西130mで東に一つの別郭が存在していたようである。
( 砦址北東を流れる矢中堰 )
北東300mのところにある「宇名室環濠」とは相互支援関係の砦であったと群馬県の誇る城郭研究家・山崎一氏は推測している。
高崎市の城館址でもまだまだ未攻略は多い。というのは「新堀の砦跡」のように宅地化され遺構が残らない城館址を巡るには非常に根気がいるからである。
そうは言っても城巡りをするものにとって、こうした城館址を攻略しないということもしたくはないのである。
心の葛藤に打ち勝ち(実際は最近めっきり城館址を訪れていないからという理由が大きいのであるが…)、また一つ城館址を攻略🔥
通算攻略城館数2300まであと一つとなったからには、早々に達成したいという気持ちがあるのだが…。高校球児のように灼熱の太陽と戦いたくもないなぁ💦
(参考資料)
新編 高崎市史 資料編 3 中世Ⅰ
日本城郭体系 4 茨城・栃木・群馬 新人物往来社