江戸時代中期(一説では正徳3年・1713年頃)、間久里のだる吉という人形師が、従来あった起き上がり小法師に、中国の禅僧である達磨大師座禅の姿を描いたことに始まるとされる。
だるまという郷土玩具(民芸品)ですが、古くは子供の疱瘡・疫病除けのまじないでしたが、次第に五穀豊穣・商売繁盛・開運の縁起物として、一般庶民の人気を集めるようになり、現在では商売繁盛・開運の縁起物として広く親しまれていますね。
越谷だるまの特徴は、他地区のだるまに比べて、色が白く、鼻がやや高い優しい顔立ちです。
現在年間40万個の生産量ともいわれ、川崎大師や柴又帝釈天のだるま市で販売されている他、関東一円はもちろんのこと北海道から九州まで広く出荷されています。
このことから、だるま収集する際には、「これはどこで製作されただるまか?」を確認することが必要になりますね(これは郷土玩具を収集する際には絶対に必要ですよ)。
販売されているのが、例えば川崎大師であっても川崎だるまという扱いにはなりませんから注意が必要です。
昭和59年(1984)、越谷張子だるまとして、埼玉県伝統的手工芸品に指定されています。
郷土玩具という世界も、今後本ブログではご紹介していきたいと思います(^^♪