日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

令和元年度 藤岡歴史館夏季企画展『埴輪の匠、藤岡にあらわる ー埴輪づくりの窯をさぐるー』

 

 藤岡市白石にある藤岡歴史館。ここでも群馬県立歴史博物館 第99回企画展『集まれ!ぐんまのはにわたち』に関連した企画展が9/16(月・祝)まで開催されています。

 

 期間中は無休、入館料は無料ですので夏休みの自由研究にももってこいですね(^^♪

 

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 小さな古墳でも数百、大きな古墳になると数千から数万もの埴輪が立ち並んでいたことから、埴輪づくりには専門的な人々が関わっていたと推測されています。

 

 藤岡市には、群馬県内で6ヶ所確認されている埴輪製作遺跡が2ヶ所確認されており、藤岡市内を中心に、高崎・安中・前橋など群馬県西部各地に存在する古墳に供給されていたと考えられています。

 

 明治39年(1906)、日本初となる埴輪窯の確認事例である「本郷埴輪窯跡」の近くには土師神社も存在しており、埴輪作製に携わった土師氏の関与も推測されています。

 

 また平成9年(1997)、藤岡歴史館にほど近い「猿田埴輪窯跡」では4つの埴輪窯が確認されています。

 

 

 今回の企画展では、皇子塚古墳や十二天塚古墳などの埴輪を展示している。鞆型埴輪など良い埴輪が陳列されていました(^^♪

 残念なことに展示室内は撮影禁止でしたが…、やっぱり遺物は可能な限り写真などではなく現物を見ていただきたい(^^♪

 

 さらに、8/31(土)13:30~ 群馬県立歴史博物館館長・右島和夫氏による特別講演「ぐんまの埴輪を考える 藤岡地域の古墳と埴輪窯を中心として」が開催されます!

 7/19~申込開始しており、定員50名ですのでまもなく定員に達してしまう可能性が高い💦 興味のある方はお早めに申込を m(__)m

     ☎ 0274-22-6999 (電話のおかけ間違いにはご注意下さい)