平成26年(2014)9月10日 初版第1刷発行
稲垣 稜 著 古今書院 ¥2000+税
奈良大学通信教育学部、自由選択科目『人文地理学』で使用されているテキストで、奈良大学文学部地理学科准教授・稲垣 稜氏による。
3年目を迎えた学びの中で、履修登録の際、6単位余履修しなくとも良かった(専門科目ではなく、単位認定されている一般教養・自由選択科目であったので)のだが、せっかくなので「テキストだけもらい、読んでみるのもありかな」と履修登録したのである。
学費を払っているのであるから、もらえるテキストは頂いておく。これも通信教育の良いところであろう。履修登録の際には52単位登録した方がお得である。
さて内容であるが…近年の動向に基づいた人文地理学である。
人口、都市、郊外と大都市圏、小売業、サービス業、観光、交通、工業、国土政策・都市政策、エネルギー・資源問題、地域調査、地形図からみる人間関係という12章から成る。
観光や地域形成と変遷を考える上で、簡単な記述ではあったが参考になるものも多く記されていた。
歴史地理学や観光学といった分野を専攻するのであれば、一般教養として読んで損はない内容であった。
一般書店でも入手可能であるので、興味がある方はお手に取って読んでもらいたい一冊です(^^♪