日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

日本史跡研究会 令和元年度 第2回研修『上州の歴史を探る~西毛の古代・中世・近世~』二日目 その3

 

 二日間に亘る日本史跡研究会 令和元年度 第2回研修『上州の歴史を探る~西毛の古代・中世・近世~』もいよいよクライマックス✨✨

 

 🔴  高山社         藤岡市高山237

 

f:id:nihonshiseki:20191116172223j:plain

 

 もともとこの地は中世武士・高山氏屋敷であったことで知られる。

 

 明治6年(1873)、高山長五郎によって養蚕改良高山社が組織され、養蚕法の改良と組合員の指導を行いました。

 

 富岡製糸場同様、明治の近代化を支えましたが、昭和2年(1927)、廃校となっている。

 

f:id:nihonshiseki:20191116173502j:plain

 

 近年まで御子孫の方が住まわれていたことで、母屋はしっかりと残されています。当時の建物は徐々に復元整備されていきます。

 

 台風19号被害もあって、高山社跡の見事な石垣が崩落してしまい、復旧工事が行われていました。熊本城のように石垣に番号が付けられていました。

 あまり報道はされていないですが、こうした場所は各地に多いんでしょうね💦💦💦

 

 さて、日暮れも近づいてきて最後に訪れたのは…

 

 🔴  平井城址            藤岡市西平井

 

f:id:nihonshiseki:20191116173900j:plain

 

 関東管領・上杉氏の居城として知られ、その後、北条氏康VS長尾景虎の舞台となった城郭である。

 

 総構えの広大な城域があるのだが、その一部が復元されている。この復元には地元郷土史家・矢島勇氏(故人)の尽力があったことを忘れてはならない。

 

 

 そして、夕暮れ。あたりに夜の戸張が広がり、二日間に亘る研修も終了である(^^♪

 

 JR高崎駅まで参加者を送る車中では、まだまだ紹介しきれなかった史跡を通過するたびに「まだまだ群馬には知ってもらいたい場所あるんですよ」という思いが強まった(^^♪

 それは全国各地にも言えることである。これからも多くの史跡を訪れて、歴史の素晴らしさ・学ぶことの大切さなどを広く周知する一助となりたいと思います(^^♪

 

 ではまた、日本史跡研究会の研修を開催しましたらご紹介してまいりますm(__)m