日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

落合代官所跡(群馬県藤岡市)

 

  【 落合代官所跡 】         評価 ★★

 

    別  名:

    所  在  地: 藤岡市上落合岡360-1

    築城年代:  

    築  城  者:    江戸幕府

    区     分:          代官所

    現  状:     宅 地

 

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  『上野国郡村誌』によれば、慶長11年(1606)から元禄11年(1698)の間は緑野郡高山領は天領であり、伊奈忠次が支配した武蔵国秩父郡の大宮陣屋で支配され、成瀬権左衛門、のちに大河内金兵衛久綱が支配にあたったとされる。

 

 元禄11年(1698)以後は、旗本の山田・京極・長谷川氏三家の相給となったという。

 この頃には代官所の機能は失われ廃されたと思われるのだが、代官所に関する歴史について記述された資料がないので詳細は不明である。

 

 

 現在、見事な長屋門と石垣が残される民家が代官所跡である。付近には見事な石室が見られる「伊勢塚古墳」があるので併せて見学することをお勧めするが・・・私宅なので注意してくださいねm(__)m

 

 (参考資料)

   徳川幕府領の形成と展開     和泉清司    同成社