【 唐松第2号墳 】
所在地: 小諸市加増3丁目
古墳時代終末期の8世紀頃に築造された唐松古墳群の1基。
直径10.3m。墳高2mの円墳であり、横穴式石室が開口している。
古墳時代終末期ということから、この地域の地方官僚を葬った古墳ということなのだろうか。
石室内の石は整然としていないことから、千曲川の河原石が用いられているのだろう。また、この時期の古墳に見られるような最新技術(古代寺院建造に用いられる版築や基壇技法)はない。
詳細な資料も手持ちにないことから、これまで知り得たことから推測するしかない。発掘調査が行われ、遺物が検出しているのかも不明である。
小諸市教育委員会には市指定史跡であるのだから、是非とも現地案内板を設置してもらいたいものである。
地域の歴史を知るうえでも現地案内板は最低限度の情報提供なのだから・・・。
私自身、古墳研究をしているわけではないので、詳細不明なものを紹介するのはどうなのかなぁ💦と思うところもありますが・・・、こうした史跡を紹介することで古墳好きな方が訪れてほしいという思いはあります。
石室が開口し、内部が詳細に観察できる古墳である「唐松第2号墳」は古墳好きにはたまらないんじゃないでしょうか?