【 復元遣唐使船 】
所 在 地: 奈良市二条大路南4-6-1 平城宮跡歴史公園内
見学時間: 09:30~18:00
平成30年(2018)、平城宮跡歴史公園「朱雀門ひろば」の一角、「天平うまし館」に隣接した地に、かつて遣唐使船を精巧に復元されたものである。
精巧に復元したとはいえ、当時の正確な史料は残されておらず、その規模を含めて復元された姿はあくまでも推定されたものです。
船体は全長30m、全幅9.6m、排水量300t、積載荷重150tというスケールで復元されています。
船の見学については、「天平うまし館」入り口で観覧証を受け取り、基本的には通年甲板の上に自由に上がって見学することが出来ます。
船室内部は見学できないものの、当時の雰囲気を味わうことが出来ます(^^♪
なお、遣唐使についてですが・・・簡単に触れてみます。
630年、犬上御田鍬らが派遣されたのが始まりであり、894年(寛平6年)、菅原道真の建議によって派遣されるまで派遣されています。
遣唐使とは正使であり、最澄や空海といった留学生のことではないんですよ。
遣唐使によってもたらされた唐の高度な文化・技術、そして仏教の経典は日本に多大なる影響を与え、例えば平城京(都城制)や密教(天台宗・真言宗)も遣唐使派遣による恩恵でしょう。
厳密には史跡ではありませんが・・・、平城宮散策の新たな観光スポットとしても、奈良時代の歴史を感じる史跡(?)としても訪れて欲しいと思います。
(参考資料)
現地配付パンフレット