【 中島の薬師如来 】
光背部上部が欠損しているが、像高46㎝、顔の長さ12㎝、顔の幅10㎝、肩張2
5㎝、肘張30㎝、膝張45㎝、総奥18㎝、像の厚さ7㎝の法量で、安山岩製の薬師
如来像である。
形状は舟形半肉彫座像であり、右手は施無畏印を結び、左手は薬壺となっている。
全体的な特徴から戦国時代に製作されたものと推察されている。
薬師如来は東方の瑠璃光浄土にあって医薬を司り、あらゆる病気を治し、人々を病苦
から救い寿命を延ばす仏として古くから信仰を集める存在である。
「中島の薬師如来」は目の神様として地域住民の信仰を集め、毎年11月12日を縁
日としている。
右側の石仏は指定されていないが、阿弥陀如来のように思われる。
風化防止のために木造堂宇内にあるので、石造に刻まれていると思われる刻字を読み
取れず、詳細は不明💦
地域の貴重な石造物としてこれからも大切に保存されることが望まれますね(^^♪
(参考資料)
現地案内板