【 大島原古墳群G号墳 】
所在地: 高崎市八幡町字大島原1414
『上毛古墳綜覧』には記載漏れのようであるが、『群馬県史』には宅地造成のために
消滅した大島原A号墳の項に20着ほど現存していると記載されている。
かつては周辺に40~50基ほどの小円墳が群在していたようである。
『高崎市史』資料編1 古代Ⅰには、大島原A号からG号墳まで7基の記載があるが、
G号墳以外は小学校建設や宅地造成工事によって消滅している。
「大島原古墳群G号墳」は直径12mの円墳であり、天井石は既に失われ、両袖型横
穴式石室が確認できる。
昭和51年(1976)、発掘調査が実施されており、埋葬施設からは鉄製武具が、
前庭からは須恵器片が出土しており、遺物から7世紀代に築造されたと推察されてい
る。
高崎市立西部小学校南側の公園内に保存されているが、時期によっては草木が生い茂
り、上手いこと石室を撮影出来ない💦
渡来人との関係が推察できる「剣崎長瀞西古墳」からもほど近いので、併せて見学す
ることをお薦めします(^^♪
※「剣崎長瀞西古墳」はこちら
https://nihonshiseki.hatenablog.com/entry/2020/06/06/134700
(参考資料)