日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

長野原町立第一小学校 旧校舎(群馬県吾妻郡長野原町)

 

  【 長野原町立第一小学校 旧校舎 】

 

        所在地: 吾妻郡長野原町大字林1464-3 やんば天明泥流ミュージアム

 

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 明治5年(1872)、明治政府が学制を公布したことで、明治6年(1873)、

横壁小学校として開校しました。

 

 その後、学生の増減によって分校・合併を経て、明治42年(1911)、長野原尋

常高等小学校第一分教場となった。

 

 明治44年(1911)、久森の地に木造校舎が建設され、昭和に入ってから長野原

国民学校、長野原小学校第一分教場時代を経て、昭和29年(1954)、長野原町

第一小学校として独立しています。

 

 そして、八ッ場ダム建設事業によって校舎が水没することとなったことから、平成1

4年(2002)、校舎の一部を移転保存することとなりました。

 

 長野原町立第一小学校ですが・・・、残念なことに児童数減少ということから、令和

3年(2021)3月31日をもって閉校となりました。

 

 しかしながら、旧校舎が移築保存できたことで、この地の教育の歴史を未来永劫伝え

られます。

 

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 校舎内には大人も懐かしめる展示物があります。給食の容器や顕微鏡など童心に帰る

ことが出来ますし、子供たちにとっても目新しいものもあるのかもしれませんね。

 

 やんば天明泥流ミュージアム内にありますから、併せてゆっくりと見学されては如何

でしょうか。

 

 (参考資料)

   現地案内板