中野市延徳地区の小沼の「もち替え」は中野市指定無形民俗文化財であるが、わら馬
はその一端を担う民俗資料である。
毎年3月8日早朝、地区の各戸からわらを編んだ「ワラツト」にあんこやきな粉を付
けた餅を入れ、わら馬と一緒に持参し、集落中央に建つ庚申塔前に集まり、五穀豊穣や
家内安全を祈願。持参したワラツトを交換し合い、家に持ち帰った餅を食べると風邪を
引かないと言われ、わら馬は屋根に投げ上げると火事にならないという言い伝えがあ
る。
郷土玩具の一分野として「わら馬」が各地に存在していることは知っていたが、中野
市のわら馬については最近知った。まだまだ地域に伝わる郷土玩具・民俗資料は多いな
ぁと感じた次第である。
皆さんのお住まいの地域にも、こうしたものは残されているかもしれません。地域文
化を見直すことで、地域創生に繋がることもあるはずですよぉ。
こうした素朴な郷土玩具を収集している人は多いですし、こんなもの💦なんて思わず
に販売することで、その地を訪れる人も居るのです(^^♪