昭和57年(1982)10月20日 第1刷発行 芹沢長介 著
岩波書店 ¥430
相澤忠洋との出会いから岩宿遺跡発掘、芹沢が関わった旧石器時代の遺跡(星野遺跡
や早水台遺跡など)の調査について触れられている一冊である。
この本が発行された数年後、考古学会を震撼させた旧石器遺跡捏造事件が発覚するの
だが、先駆者たちの過去の研究を知っておくことは決して無駄ではないと思う。
芹沢長介が東北大学教授として赴任していた時期に書かれた本で、座散乱木遺跡につ
いても触れられており、当時芹沢がどのように考えていたのかの一端が垣間見える。
興味がある方は古書店で見つけてみては如何でしょうか。