令和3年(2021)2月25日 発行 光井 渉 著
中公新書 ¥900+税
これまで数多くの本を紹介してきたが、この一冊は是非ともお薦めしたい。
文化財保護法一部改正によって、活用という面が強調されている現在。明治時代から
現在まで続く文化財保護の歴史を知っておくことは必要である。
法隆寺などの社寺、姫路城などの城郭、東京駅などの歴史的建造物、さらには妻籠宿
などの町並みの保存と活用はどのような経緯で行われるようになったのか。これからの
文化財保存と活用を考える上で、本書は読んでおくべきである。