先日行われた「上細井中西部遺跡群Nо.4」発掘調査現地説明会では公式に案内し
なかった地点を説明会終了後に、発掘調査担当者の方が「噴砂が見られますが、見ます
か?」とお声がけ下さいました。
非常に珍しい貴重な遺構である「噴砂」。災害考古学関連の本や発掘調査関連の情報
誌では見たことはありましたが・・・実際に目にしたことはなかったので、見学させて
いただくことに(^^♪
噴砂の痕跡は白い筋状のもの。
横走りした後に地表に舞い上がり、さらに横走りしている状況であることがわかりま
す。
この噴砂。偶然見つかったもの。調査の際に、どこに遺構や遺物があるのかを試掘し
ますが、この試掘で見つかりました。トレンチを入れた場所からは水が滲み出している
のも確認出来ます。
この「噴砂」がどのような性格を有するかは、調査終了後に発行される報告書で確認
したいと思います。
一般的に言われるのは、地震による液状化現象であり、これもそうしたものかもしれ
ませんが・・・、様々な要素から検討する必要があります💦
なかなか「噴砂」を直接目に出来る機会はありませんから、見学させて下さった前橋
市教育委員会調査担当者の方には感謝ですm(__)m