先日の土曜日(2021.10.23)、新型コロナウイルス感染対策に万全を期し
て凡そ2年ぶりに日本史跡研究会 令和3年度 第1回研修『世界遺産・宇治の地を巡
る ~街角の石造物に注目して~』を開催しました(^^♪
京阪宇治線・三室戸駅にAM10:00に集合予定でしたが・・・、各地から集合し
てくるので某も到着したのはAM10:30。この到着時間の遅れが、関西での研修に
は付き物です💦
とはいえ、無事に2年ぶりの研修に集った3名(当初参加予定は5名でした
が・・・、処々の事情もあり💦)。久々の再会を喜びました(^^♪
普通に考えたら、宇治研修ですからJR宇治駅あるいは京阪宇治線・宇治駅に集合す
れば良かったんじゃない?と思われるかもしれませんね。京阪宇治線・三室戸駅を集合
場所にしたのには意味があるんです。俯瞰的に宇治の地を見て史跡を観光に寄与させる
ためには、三室戸駅周辺から考えることが必要と思われたからなんです。
まず訪れたのは・・・、
🔵 莬道稚郎皇子墓 宇治市莬道丸山
応神天皇の皇子であり、仁徳天皇に皇位を継承させるべく自殺したという皇子であ
また、「浮舟宮跡」の石碑もあります!!ここは軽く抑えておくべき。宮内庁管理の
墳丘墓ですから、周濠は確認できても周辺立入禁止ですからね。
平成19年(2007)、区画整理事業に伴う「乙方遺跡」の発掘調査で検出され
た。史跡に隣接して史跡公園整備が行われ、【史跡ゾーン】で遺跡を見学したのち
に、新型コロナウイルス感染拡大でオープンが延期されていた【交流ゾーン】にあ
る「お茶と宇治のまち交流館ミュージアム」を見学しました。
ミュージアムですが・・・、博物館展示論において最新の手法が用いられており、是
非見学をお薦めしたい施設です。今後の課題も見学していて思い浮かびましたが、それ
は別の機会に💦
このJR宇治駅から離れた地域。世界遺産であり多くの観光客が訪れる平等院や宇治
上神社、宇治茶を用いたインスタ映えするスイーツを提供する数多のお店からは徒歩数
分という距離なのですが、観光客はまばらな地域(+_+)
この地域へどのように観光客を誘致するのかが、宇治市の課題でしょう。オープンし
たばかりでしたので、【交流ゾーン】にはまずまずの人手がありましたが、しばらく経
つと人流の流れを分析可能になるかな。
っと、こうした考察はいずれ学術論文でするとして。今回はこのあたりで💦
その2につづく