日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

実忠和尚御歯塔(奈良県奈良市)

 

  【 実忠和尚御歯塔 】

 

    所在地: 奈良市高畑町1352  新薬師寺境内

 

f:id:nihonshiseki:20211112164614j:plain

 

 実忠和尚は東大寺の僧で東大寺二月堂の「修二会(お水取り)」を開始した人物とし

て良く知られている。

 

 奈良時代に建立されたとされるが、何故?実忠の歯を納めた塔が建立されたのかは不

明である。

 

 当初は十三重石塔であったというが、その後倒壊してしまい、現在では五重石塔とな

っています。上部三層は修復されたものということは分かっています。

 

 新薬師寺といえば「十二神将立像」に注目が集まるが、境内には必見の石造物が多い

ことでも知られる。その一つが「実忠和尚御歯塔」である。

 

 詳しい来歴は不明ながら、奈良時代の石造物が何気なく境内にあるというのは本来は

凄いこと!!新薬師寺を参拝した際には気にしてみて下さい。

 

 (参考資料)

   現地配付パンフレット