【 金龍寺の宝塔 】
大田山良悟院金龍寺本堂裏手にある。
高さ約2mの赤城型の宝塔で、塔身に「祖師西来意」と刻まれ、基礎部に「為道西禅
門春慶尼 維時慶長七寅二月」と刻まれている。
慶長7年(1602)2月に建立されたことは刻字より明らかであるが、春慶尼とい
う人物がどういった人物であるのかは不明である。
大田山金龍寺は、寺伝によれば大田金山城主・由良氏によって創建されたともされ、
この言い伝えが正しいのであれば、由良氏に関わる人物であるのかもしれない。
来歴不明の宝塔であるが、地域の歴史を今に伝えるものであり、今後も保存され活用
されることが望まれます。
(参考資料)