【 浮舟宮跡 】
所在地: 宇治市菟道丸山36-11
かつて浮舟宮(浮舟社)という古社がこの地に立っており、一帯は浮舟の杜とも呼ば
れ、榎木の大木が茂っていたという。
社の由来については定かではないが、紫式部『源氏物語』「宇治十帖」の浮舟の宮を
祀り、里人に親しまれていたという。
江戸時代中期には社は廃絶してしまい、寛保年間(1741~1744)、跡地に三
室戸寺によって「浮舟之古蹟之碑」が建立されたが、近年、石碑は三室戸寺境内に移さ
れてしまった。
(参考資料)
現地案内板