日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

御仏供杉(石川県白山市)

 

  【 御仏供杉 】

 

   所在地: 白山市吉野  

 

 

 日本名木百選にも選ばれている国指定天然記念物である。

 

 樹齢680余年で、樹高18.7m、目廻り7.6m。その樹形が仏様にお供えする

「おぼくさま(仏飯盛り)」のように見えることから、御仏供杉と呼ばれるようになり

ました。

 

 別名「逆さ杉」と呼ばれ、正中2年(1325)、この地に祇陀寺を開山した大智禅

師が、元徳2年(1330)、肥後国の菊池氏の求めに応じ、この地を去ることとなっ

た際、杖にしてきた杉の小枝を逆さにして、「この木が根付いて繁茂すれば、仏法盛ん

になるべし」と言われ、村人に別れを告げた。

 

 以後、村人は仏の木として大事に守り伝え、今の大樹となったと伝わります。

 

 

 吉野工芸の里の中にあり、駐車場に停めて訪れることとなる。「御仏供杉」保護のた

め、進入禁止🚫となっている道路もあるので注意して下さいm(__)m

 

 (参考資料)

   現地案内板