去る令和4年10月9日(日)・10日(月・祝)、日本史跡研究会 令和4年度 第
2回現地踏査『これからの文化財保護と活用を考える -高槻市踏査を例として-』を開
催致しました。
コロナ第7波もひとまず収束しつつあり、全国旅行割の開始や外国人旅行者の受け入
れ拡大など、昨今の流れはWITHコロナへと移行しつつある状況下。
日本史跡研究会としても本格的にコロナ禍での研修を再開することにしました。関西
での現地踏査は本当に久しぶり!!
今回は関東から2名、関西からは5名の参加でした。群馬・神奈川・滋賀・大阪・兵
庫・愛媛・熊本から高槻市を目指して集結です!!参加者の中には数年ぶりの再会とな
った方も・・・(^^♪
さて、某は群馬から高槻市に向かったのですが・・・、乗る新幹線を間違える凡ミス
でJR高槻駅 午前9時半集合におよそ1時間の遅延💦💦
そのため関西周辺メンバーは、駅からほど近い「上宮天満宮」を見学していたようで
す(+_+)
そして、午前10時過ぎに某も合流を果たして、現地踏査開始!!
令和3年(2021)、遺跡の保存・活用とともに、防災機能を備えた遺跡公園と
して整備された。
多数の弥生土器や石器が出土し、九州・遠賀川式土器との比較によって、北部九州
の弥生文化がいち早く伝播したことが明らかとなり、昭和42年(1967)から
の宅地造成事業に伴う調査で、西日本初となる方形周溝墓を検出。その後の調査で
二条の環濠・弥生時代前期の用水路・井堰などが検出された。
これによって弥生時代の拠点集落跡として住居域・墓域・生産域が具体的に明らか
となった。
( 「環濠」の復元 )
( 「竪穴住居」 )
( 「方形周溝墓」 )
この遺跡は、これからの文化財保護と活用を考察する上で非常に重要な意味を有して
いる。
公園内にはカフェや飲食店も併設されており、子供たちがボール遊びができるな
ど地域住民の憩いの場となっている。その意味では非常に優れた活用がなされていると
言えよう。
おっと、ここはブログでしたね。論考はしっかり論文として書くことにしなけれ
ば・・・💦
公園内の展示棟もしっかり確認して、博物館学(展示論)としても優れた手法を取り
入れた素晴らしい遺跡公園だと感じました。
とっ、ここで熊本から向かっていた参加者が高槻に到着したとのこと。時間も正午で
したのでお昼休憩🍴
そして、これまで持ちこたえていた天気も☁⇒☔に💦💦💦
悪天候☔となってしまった午後の踏査(>_<) その模様は次回に。
その2 に続く