日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

令和4年度 第2回現地踏査『これからの文化財保護と活用を考える -高槻市踏査を例として-』 初日 その3

 

 結局、午後は本格的な☔。「嶋上郡衙跡」「芥川廃寺」踏査は断念せざる得ず💦

「今城塚古墳」に関しても古墳周囲の散策は出来ず終い(>_<)

 

 現地踏査はその地域を歩くことで地理的背景も理解できるのだが・・・、最終目的地

へもタクシー移動🚗となってしまった💦

 

 地方によっては公共交通機関の利用は致し方ない面もありますが、なかなか距離感や

周囲の環境が理解できないといった難点も。まぁ、今回のようなしっかりとした雨の中

でかなりの距離歩くことは出来ませんしね(それと限られた時間を有効活用するには、

移動手段として公共交通機関利用は大切です)。

 

 さて、初日の最終目的地は・・・

 

 

  🔵 新池埴輪製作遺跡           高槻市上土室1-10

 

  昭和27年(1952)、宅地造成に伴う発掘調査で発見され、昭和63年(19

  88)以降に本格的調査が開始された。

 

  調査の結果、5~6世紀の埴輪窯18基と埴輪工房、工人集落跡が検出し、遺物か

  ら太田茶臼山古墳・今城塚古墳などの埴輪がこの窯で焼成されたことが明らかとな

  った。

 

  

  平成6年(1994)、ハニワ工場公園として整備され、一部の埴輪窯や工房が復

  元整備されています。

 

 

  また、覆屋施設内では御覧のように発掘調査で検出された遺構・遺物を間近で観察

  出来ます。

 

 公園として整備されており、「今城塚古墳」と併せて見学したい遺跡ですが・・・、

唯一の難点は駐車場でしょう💦

 

 この点においては周囲の環境等、さまざまな要因を踏まえた上で、文化財の活用とい

面で考察が必要でしょう。

 

 

 公園内を雨に濡れながら散策を行い、日本史跡研究会 令和4年度 第2回現地踏査

『これからの文化財保護と活用を考える -高槻市踏査を例として-』初日は終了!!

 

 遺跡公園からほど近い上土室バス停で、バスの時間を確認しようとしたら間もなくバ

ス🚌到着。一行はバスを利用してJR摂津富田駅に戻り、宿泊地である茨木市のビジネ

スホテル🏩に。

 

 コロナ禍では開催を控えていた懇親会を実施し、久々に親交を深めましたとさ🍶🍺

 

                              二日目 に続く