日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

小暮の穴薬師(群馬県高崎市)

 

  【 小暮の穴薬師 】

 

   所在地: 高崎市吉井町小暮字仏崎裏856

 

 

 鏑川左岸に切り立った南向き急斜面の中腹に所在し、段丘の地質は凝灰岩(板鼻層)

が厚く堆積している。

 

 昭和52年(1977)12月、群馬県史編纂室による調査が実施され、ほぼ完全な

横穴墓3基のほか、崩落した痕跡が認められるもの5基が確認された。

 

 横穴墓の大きさはいずれも全長2.5mほどで、平面形態は基本的に隅丸台形。天井は

かまぼこなりを呈すドーム状で、奥壁は半円形である。1号墓、2号墓は削って造り出

された玄門が具備されている。

 

 

 1号墓、2号墓は既に開口しており副葬品は確認されなかったが、2号墓造り出し玄

門付近からは釘状鉄製品が16本束状になって出土している。

 

 遺物から横穴墓掘削時期は7世紀後半から8世紀初頭と推察されている。

 

 

 横穴中にはかつて石造薬師如来像があったことから、穴薬師と呼ばれている。

 

 現在、横穴内には柵があるために入ることは叶わないが、像種不明であるが石造が確

認できる。

 

 

 かつての民間信仰も垣間見える横穴墓であるが、今では訪れる人も疎らなのであろ

う。横穴墓に向かう階段途中には大きな蜘蛛の巣が💦💦💦

 

 それもそのはず(+_+) 路駐して訪れざるを得ないのだが・・・交通量はかなりある

上、路側帯もあまりない場所なのだ💦

 

 上信電鉄西山名駅で下車し、「山名古墳群」や「山上碑・山上古墳」と併せて見学

するのが良いかもしれません。また【上野三碑めぐりバス】を利用するのもおすすめで

ある!

 

 (参考資料)

   吉井町文化財ガイドブック     吉井町郷土資料館

   現地案内板