【 旧日本基督教団沼田教会紀年会堂 】
所在地: 沼田市上之町1159-1
入館料: 無 料
休館日: 水曜日(祝日の場合その翌日) 祝日の翌日
年末年始(12/29~1/3)
大正3年(1914)、生糸貿易で栄えた星野家の星野光多(牧師)、星野あい(津
田塾大学長)らの寄付によって建造された。木造平屋建、天然スレート葺。
設計・施工は神奈川県フェリス女学院校舎や横浜海岸教会などを手掛けた埼玉県和戸
(現在の宮代町)出身の小菅幸之助。
外観の下見板、縦長の上下窓、急勾配の屋根などに大正期の洋風建築の特徴が見て取
れる。
昭和63年(1988)、創立百周年に際して新会堂を建築することとなり、角田勤
氏をはじめとした有志らにより、西倉内町663番地から634番地(沼田公園に隣接
する住宅街)に移築され、平成18年(2006)8月まで「関口コオきり絵美術館」
として利用されていた。
平成20年(2008)、登録有形文化財であったことから、所有者の角田しづゑ氏
から沼田市に寄贈され、令和2年(2020)、土地計画事業の一環で解体・修理を行
いながら現在地に再移築されている。
沼田市は近年文化財施設を上之町の一角に移築復元して文化財の積極的活用を図って
おり、「旧日本基督教団沼田教会紀年会堂」もその1例である。
人気漫画『はいからさんが通る』キャラクターボードも設置され、大正浪漫を感じら
れる一角となっています。
市街地活性化にも繋がっており、今後の取り組みが注目されます。沼田=真田の里と
いうイメージもありますが・・・大正浪漫を体感しに沼田にお越しの際は是非お立ち寄
り下さいませm(__)m
(参考資料)
現地案内板