日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

譲原石器時代集落跡(群馬県藤岡市)

 

  【 譲原石器時代集落跡 】

 

   所在地: 藤岡市譲原字屋敷1088ほか

 

 

 昭和12年(1937)、旧多野郡美原村大字譲原に建設された村立美原小学校譲原

分教場の整地作業の際に不時発見された。

 

 この際の調査では、石囲い炉を中心とした敷石住居の一部と多数の石器、土器などが

検出され、「譲原石器時代住居跡」として国指定史跡となっています。

 

 その周辺からも縄文時代の遺物が多数表層採取されており、一帯に広く縄文時代後期

から晩期を中心とした集落遺跡が展開していることが推察されていました。

 

 昭和24年(1949)、周辺の発掘調査が実施され、数基の竪穴住居跡と祭祀に使

用される石棒・石剣の未完成品が出土しました。このことから「譲原石器時代集落跡」

は、群馬県内でも珍しい石棒・石剣製作集落と推察されています。

 

 

 現在、「道の駅・上州おにし」内に標柱および史跡案内板が設置されているのみであ

る(「譲原石器時代住居跡」は覆屋内にあるが、こちらは別途更新致します)が、道の

駅巡りの際にでも、気にしてもらえればと思いますm(__)m

 

 ちなみに史跡名称にある石器時代という時代区分は、現在考古学の世界では使用され

ておらず、文化財保護の歴史を物語る名称である。

 

 (参考資料)

   現地案内板