日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

日本基督教団安中教会教会堂(群馬県安中市)

 

  【 日本基督教団安中教会教会堂 】

 

            所在地: 安中市安中3-10-33  安中教会 内

        ※ 内部見学には事前申し込みが必要です(概ね2週間前)

 

 

 別称を新島襄記念会堂。大谷石造平屋一部二階建て、天然スレート葺(現在は銅板

葺)。東正面のロマネスク様式で、東南隅部に角形鐘塔を建て、外壁には控壁を付け

る。

 

 内部は単廊で、天井は板張り中央部分をヴォールト風の半円形で三廊式の扱いとし、

両脇にはコンポジット式の茨城産大理石製円柱が建っている。正面の白百合と十字架が

描かれたステンドグラスは小川三知によって制作されている。

 

 大正8年(1919)、新島襄召天30年を記念して、柏木義圓・湯浅治郎を中心に

建築費の寄付金を集め、古橋柳太郎の設計で完成した。

 

 

 安中教会内には「日本基督教団安中教会教会堂」のほか、温故亭・義圓亭・宣教師館

の国指定登録有形文化財が所在している。見学には事前申し込みが必要であるが、貴重

な建造物を拝観できる環境下にある。

 

 安中市庁舎も付近に移設されるので、市庁舎を中心とした文化財巡りを企画運営して

も面白いのではないだろうか。

 

 (参考資料)

   安中市文化財     安中市教育委員会

   現地配布パンフレット