日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

晴明社(長野県木曽郡木曽町)

 

  【 晴明社 】

 

   所在地: 木曽郡木曽町福島上ノ段5270-1  木曽町観光文化会館 内

 

 

 安永5年(1776)、大通寺境内に平安時代陰陽師安倍晴明を祀る社が建立さ

れた。

 

 社殿は一間社流れ造りで、正面に掲げられた晴明霊神の額は第十一代木曽代官・山村

良熈によるもので、小さい社殿ながら獅子・象鼻・波・龍・雲・松・竹の彫刻が施され

ている。

 

 明治5年(1872)、水無神社境内に遷座されるが、平成16年(2004)、晴

明没後1000年に上ノ段区民の氏子によって現在地に再び遷座されている。

 

 なお、御神体は上ノ段に宿泊した山伏が持ち込んだ幣束とされ、「これをこの地の神

にせよ」と言って置いていったものと伝わっています。上ノ段では旧暦の八月十五日

(九月の十五夜の日)に祭礼が開催されます。

 

 

 なぜ木曽に安倍晴明を祀る社があるのでしょうね。木曽町黒川には【清博士】という

地名があり、二基の宝篋印塔(安倍晴明の墓と伝わる)もある。

 

 どういう経緯で木曽で晴明を祀るようになったんでしょうねぇ。今回の踏査ではノー

マークであったので機会があれば再訪して調査してみたいです(^^♪

 

 (参考資料)

   現地案内板