所在地: 安中市安中3-6-1
休館日: 月曜日(祝日の場合、その翌日) 年末年始
入場料: 大人 ¥210 高校生以下・安中市民 無料
木造平屋建茅葺寄棟造平入四軒長屋。外壁背面は大壁造、正面は真壁造、土壁鏝押さ
え、腰壁は下見板張り縦押縁押え。桁行26間(47.32m)、梁間3間(5.46
m)。西側のみ間口8間、残り三軒は間口6間。
安中藩は、譜代3万石の小藩であり、家臣団約300名でうち約200名が安中城内
に居住していました。
藩士の大多数は長屋住まいであり、独立した家屋に居住できたのは一部の上級藩士だ
けでした。
「旧安中藩武家長屋」の建造年代は定かではありませんが、江戸時代末期の建築と推
察されています。
内部は土間と3つの座敷から成り、玄関周りや床の間は比較的簡易な格式で開口部も
小さいことから、生活するにはかなり住み辛い環境であったと思われます。
幕末から明治初年(1868)の住人は弓削田 發(儒者見習・十人扶持)、飯島伴四
郎(大小姓・十石二人扶持)、佐藤鎌蔵(中小姓・八石三人扶持)、小野盛太郎(大小
姓・八両三人扶持)であることは史料から明らかとなっており、家臣のなかでも比較的
家禄が低いものが利用していたことがわかります。
近年まで三軒長屋として改築利用されていましたが、平成3年(1991)、小野直
の残した古図面や建物に残された痕跡を元に移築復元され、平成4年(1992)より
一般公開されています。
安中城下には、「旧碓氷郡役所」、「旧安中藩郡奉行役宅」や「安中教会」といった
貴重な建造物があます。半日ほどの歴史ウオーキングには適した地なんですが・・・な
かなか観光活用は進んでいないのが現状💦💦
城下のみでなく、国指定となることが決まった「碓氷峠越」、廃線ウオーキングと併
せて魅力ある歴史的文化遺産の所在する安中市にお越しいただきたいと思いますm(__)m
(参考資料)
現地配布パンフレット
現地案内板