【 下城弥一郎・森村熊蔵の碑 】
所在地: 伊勢崎市曲輪町31-1
下城弥一郎は粗悪な製品を防ぎ、伝統的で良質な伊勢崎織物(伊勢崎銘仙)復活を目
指し、明治14年(1881)、伊勢崎太織会社(のち伊勢崎織物同業組合)を創立。
さらに織物講習所(現在の県立伊勢崎工業高等学校)の開設に尽力したほか、絹織物の
海外輸出の道を開くなど伊勢崎織物産業の発展に多大なる功績を残した人物である。
また森村熊蔵も明治14年(1881)、日本織物会社を創設。明治23年(189
0)には無伸縮の縮緬を開発し、絹織物の海外輸出を図った人物であり、下城弥一郎と
同様に伊勢崎織物産業の発展に大きく寄与した人物である。
いわゆる伊勢崎織物は太織として江戸時代中期(18世紀初頭)以降、分業化によっ
て発展し伊勢崎の特産品として知られるようになりました。しかし明治維新による経済
の変動で大打撃を受けて一時期衰退💦下城弥一郎・森村熊蔵はその復興のために献身的
に尽力しています。
明治44年(1911)、組合創立30周年を記念し、両者の功績を讃えて伊勢崎織
物協同組合敷地内に碑が建立され、第1回功労者表彰がなされている。
なお碑石は高さ370㎝、幅150㎝、厚さ15㎝の仙台石で建立され、台石は高さ
80㎝、幅240㎝、奥行150㎝の花崗岩で造られている。
「下城弥一郎・森村熊蔵の碑」はぐんま絹遺産に登録されているのだが・・・なかな
か両名の事績を知る人は少ないのではないだろうか?
世界遺産登録された「富岡製糸場」を始めとする構成遺産と比較すれば、知名度は低
すぎ(>_<)
( 下城弥一郎の碑 )
( 森村熊蔵の碑 )
ということで、両名の碑もしっかり更新して知名度アップを図りたいと思います
m(__)m
(参考資料)
現地案内板