日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

落合の道祖神(群馬県高崎市)

 

  【 落合の道祖神

 

   所在地: 高崎市倉渕町三ノ倉字落合2400

 

 

 もとは現在地から約200m西方の中原の路傍にあったものを、昭和35年(196

0)頃に移築されたものである。

 

 以前あった場所は風戸峠を越え榛名神社へ通じる参詣道と草津信濃街道旧道にあた

り、天明6年(1786)、奈佐勝皐著『山吹日記』に記されたルートにあたります。

 

 「落合の道祖神」は多孔質の安山岩に刻まれた夫婦和合の姿の道祖神で、「宝暦十

(1760)辰天極月 中原村中」の銘が刻まれている。

 

 

 旧倉渕村は信州・安曇野同様に道祖神の宝庫として知られる。以前から「あそこに史

跡案内板らしきものがある」と認識していたが普段通らぬ道であり未踏査であった。

 

 今回立ち寄ってみようと思い立ち、近づいたところ道祖神であった。

 

 石造物も歴史研究の一分野として確立しているわけですから、今後も路傍の石造物に

目を向けて行こうと思います。

 

 (参考資料)

   現地案内板