日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

旧松井家住宅(群馬県甘楽郡甘楽町)

 

  【 旧松井家住宅 】

   

   所在地: 甘楽郡甘楽町小幡444-1   道の駅「甘楽」内

 

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 江戸時代、名主を務めた松井家の住宅が道の駅「甘楽」内に移築復元されています。

 

 木造平屋建て、寄棟造り。草葺きでしたが、現在はトタン葺きになっています(これも時代というものでしょう)。

 建築年代は江戸時代中期の18世紀から19世紀初頭と推定されます。

 この地域の典型的な農家建築であり、現在は城下町小幡散策の際の休憩所&古民具販売として活用されています。

 

 そして当然ながら内部の見学も可能であり、直屋形式の建物内部に厩を取り込み、ザシキには板の間があるなど上級農家の格式が窺えます。

 

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 城下町小幡散策の拠点である道の駅「甘楽」内にあることから、近年住居をより有効活用しようとしています。

 その一つの策が、町民による骨董品の販売。上毛新聞にも掲載されたので、見に行ってみましたが…。まだまだこれからでしょう。

 古くから小幡に住む方が出品されるので、いずれは掘り出し物が出品される可能性もあるかも(^^♪

 

 (参考資料)

   現地案内板