ふと、自分自身の学びを考えてみた時、JRA 藤田菜々子騎手が頭に浮かんだ。
考古学と競馬の世界。全く異質な世界であるが、スキルアップを考えた時、藤田菜々子騎手の最近の活躍が何故だか頭をよぎったのだ💦💦💦
JRA 藤田菜々子騎手…、今年4年目を迎えたジョッキーである。
1年目、久々に競馬の世界に女性騎手が誕生したことにマスコミは藤田菜々子騎手を大々的に取り上げ、一挙手一投足を世間が注目した。
1年目は6勝。しかし、藤田菜々子騎手が出場する競馬場は中央・地方に関わらず、大入り。客寄せパンダの感が否めない。
2年目、14勝。3年目、27勝と着実にステップアップをし、4年目の今年は10/6現在35勝。
女性限定の斤量ハンデを得られたこともあってか、新潟リーディングを取れる勢いである。また、地方競馬ではあるが、東京盃(JPNGⅡ)に勝利し女性騎手初となる重賞制覇。さらに、特別勝利や中央GⅠ騎乗など人気実力を兼ね備えた騎手へと成長を果たしている。
藤田菜々子騎手の活躍の裏には、人知れない努力はもちろんのこと、周囲の調教師や馬主といった競馬界の後押しと本人の営業努力などがあってのものだろう。
さて一方、考古学の世界はどうであろう?
現在、考古学を志す人(史学科や歴史学科など)は多い。だが、卒業後は一般企業に勤めるものが大多数である。
歴史好きな方は多いが、発掘調査に携わったり、研究者になっている(自称郷土史家という方は多いかもしれないが、本格的に学んでいない人も多々いる💦)ことはない。
この点で、騎手を目指して競馬学校に入学し騎手となる競馬界とは異なる。もちろん騎手になったからと言っても騎乗機会に恵まれず廃業してしまう騎手はいるが、何らかの形で競馬界に携わっている。
考古学の世界では、学んだからといって大学教授の道を選んだり、教育委員会に勤めて発掘調査に従事したり、博物館学芸員になるものは2~3割ではないだろうか?
今、各自治体教育委員会では求人が出されているが、応募が少ないことが問題となっている。このままであれば近い将来、開発は出来ないことになるというのだ。
また研究者の世界でも同様の事態が起こっている。研究者を目指すものが少ないのであるから至極当然のことであろう。
では、何故?このようなことになるのだろうか?
考えられる要因は多々あるかと思う。がっ、競馬界との差異から考えると…、
① 研究者の世界は異質であり、新参者がなかなか容易にその世界に飛び込めない現状
があること
※ 考古学会では参加に高いハードルが設けられている。さらに、学閥や人脈がな
ければならない。
② スキルアップの機会に恵まれないこと
※ 発掘調査や土器実測、拓本技術などスキルアップには経験が不可欠である
しかし、そうした機会に恵まれるのは一部であろう。
特に通信教育などはその機会はない。
藤田菜々子騎手も騎乗技術などスキルアップには様々な困難があり、今の活躍に繋がっているのだろう。
今、奈良大学通信教育部での学びを進めている某にもスキルアップには様々な障害が横たわっている💦
藤田菜々子騎手が年々勝鞍を延ばし、スキルアップしている姿を見習って、某も年々確かな歩みでスキルアップしたいとふと思った。
幸い、これまでに教えを乞うことの出来る多くの方々に出会うことは出来た。
学びを進めることは当然の事、発掘調査や土器実測などスキルアップして、一生涯考古学の世界に邁進していきたい。
今日はふと頭によぎった、今後への不安などを払拭すべく、日記に記しておく。