日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

頭椎大刀発見の古墳(群馬県藤岡市)

 

  【 頭椎大刀発見の古墳 】

 

            所在地: 藤岡市神田字塚間1340-1

 

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 美土里村197号墳として『上毛古墳綜覧』に記載されている前方後円墳のあった地

である。

 

 墳丘は消滅しているが(削平時期は不明)、かつての墳丘は墳長30m、後円経13

m、後円高1.5m、前方幅7.8mで周濠が巡っていたという。

 

 埋葬施設は横穴式石室であるが、規模は不明。

 

 明治28年(1895)4月、乱掘されており石室から金銅製頭椎大刀が出土してい

る。大刀は全長約160㎝で、鞘は全面を金銅板で覆い、足金具に金環を取り付けてい

る点に特徴がある。

 

 美土里村の所有物として風呂輪神社に奉納されていたのだが、いつしか経緯は不明で

あるが、奈良県橿原市橿原神宮の宝物となっている。

 

 昭和55年(1980)、発掘調査が実施され、石室から人骨が出土している。

 

 

 県道沿いに案内板が設置されている。頭椎大刀・・・お宝は橿原神宮ですかぁ💦献納

されたのかなぁ?この奥にある「神田地区古墳群」と併せて見学するのがお薦めです

(^^♪

 

 (参考資料)

   現地案内板