前橋市総社町を中心とした利根川西岸には、5世紀後半から7世紀後半にかけてこの
地域を治めた首長の墓とみられる総社古墳群がある。
平成29年度から「総社古墳群」としての国指定史跡を目指し、古墳の形状や範囲調
査を進めており、今年度は「史跡 蛇穴山古墳」および「史跡 宝塔山古墳」の調査が行
われています。
「史跡 蛇穴山古墳」はこれまで3度の調査が実施されています。昭和50年(197
5)の調査で墳丘の形が方墳であると明らかとなり、平成19年(2007)、平成2
1年(2009)の調査で二重堀が確認されています。
25トレンチ。墳丘コーナーで横長の大きな石を積み上げて起点とし、丹念に葺石を
施していた様子が確認されています。
23トレンチ。墳丘基壇斜面に少なくとも2段の葺石を施している。
弁天堂として利用されていた際の痕跡である弁天池も確認されている。
墳丘上から遺構を見たほうが、分かりやすいかな(^^♪
また「史跡 宝塔山古墳」では・・・、
古墳北側の周堀の立ち上がりを検出したほか、墳丘北西コーナーが確認され、墳丘規
模を正確に把握するための重要な手がかりが得られています。
コロナ禍の中、貴重な学びの場である現地説明会が開催され、参加できたことは収穫
ですが・・・、今回の現地説明会で奈良大学通信教育部の同胞と初めて顔合わせ出来た
ことが最大の収穫かな(^^♪