【 保昌寺 】
享禄3年(1530)、羽前國米沢の地で、伊達家家臣・高野壱岐守知有を開基、米
沢萬年山松林寺二世・牛見永喜大和尚を開山として、高野家菩提寺として建立された。
慶長7年(1602)、高野光兼が平沢領主に移封されたのを機に現在地に移されています。
「保昌寺」には、かつて平沢村丈六囲にあった阿弥陀堂の本尊とされる〖丈六阿弥
陀如来坐像〗があります。
総長379㎝、像高288㎝。欅材寄木造り。上品上生弥陀定印を結ぶ。
制作年・仏師は不明であるが、その顔立ちから平安末期の造立と推察され、当時奥州
藤原氏の勢力下で優れた仏教文化が伝播していたことがうかがえる。
頭部と胸板は開眼当時のものであるが、それ以外の部分は享保3年(1718)の補
作である。
また伊達騒動(寛文事件)の当事者の一人・原田甲斐の子息「原田采女伊織墓所」も
境内にあるのだが・・・すっかり忘れてしまいました💦💦
平安末期の丈六仏が覆屋にあり、垣間見ができるのは素晴らしい。しかも志納金で見
られちゃうんですよぉ(^^♪ これだけでも蔵王町を訪れる価値があるのではないだろう
か。
貴重な仏像を間近に観察できることを許している寺院ってなかなか無いんじゃないで
しょうかぁ?是非「保昌寺」にお出かけくださいませぇm(__)m
(参考資料)
現地案内板