【 旧角川家住宅 】
所在地: 杉並区荻窪3-14-22 杉並区立角川庭園内
入館料: 無 料
休館日: 毎週水曜日 年末年始(12/28~1/4)
昭和30年(1955)、日本文学研究者であり角川書店創立者である角川源義の邸
宅として竣工。設計は加倉井昭夫。木造二階一部平屋建。東西入母屋造桟瓦葺の近代数
寄屋造りである。
開口する隅柱を省略し、主な開口部の建具をすべて引き込み戸にすることで、開放的
な内部空間と、繊細な外観となっている。
昭和48年(1973)、建物の一部を改修。
平成17年(2005)、角川家から杉並区に寄贈され、平成20年(2008)、
建物の改修を行った後、平成21年(2009)より「幻戯山房(すぎなみ詩歌館)」
として一般開放されています。
展示室内には、角川源義の足跡・作品などが常設展示されています。また詩歌室(定
員20名、5名)、茶室もあり、地域の人々に利用されています。
季節ごとに草花が咲く庭園は散歩にはピッタリ!!地域住民の憩いの場として活用さ
れています。
寄贈された建物を上手く利用している杉並区の取り組みは見習うべき自治体も多いの
ではないでしょうか。
(参考資料)
現地配付パンフレット