日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

旧大田黒家住宅洋館(東京都杉並区)

 

  【 旧大田黒家住宅洋館 】

 

   所在地: 杉並区荻窪3-33-12 大田黒公園内

   入館料:        無 料

   休館日:   年末年始(12/29~1/1)

 

 

 昭和8年(1933)、音楽評論家の大田黒元雄が仕事部屋として使用するため主屋

離れとして竣工。木造二階建て切妻造桟瓦葺。

 

 欧米の建築様式を取り入れた洋館ではあるが、屋根材には瓦が使われており、昭和初

期に多く見られる和洋折衷スタイルの建物である。

 

 一階ホールは床を寄木張、壁を碁盤縞の壁紙貼り、天井は漆喰塗で、大田黒氏愛用の

ピアノ、調度品や家具、蓄音機などが展示されている。

 

 昭和54年(1979)1月23日、大田黒元雄が逝去すると、その遺言によって屋

敷地は杉並区に寄贈された。

 

 昭和56年(1981)、屋敷地は杉並区によって庭園として整備され、洋館も改修

が行われています。

 

 

 平成13年(2001)、耐震改修工事が実施され、床の寄木張は使用されている材

料を可能な限り再利用し、耐力壁を設置した壁紙の張り替えも当時のものに合わせて復

原されています。

 

 

 訪問時は暖冬の影響で暖かく、多くの人で賑わっていました。池泉回遊式庭園も散策

しましたが、秋に訪れたならば紅葉が綺麗だったろうな。

 

 洋館内は撮影不可でしたが・・・音楽家ならば一度は弾いてみたいピアノがあり、ど

んな素晴らしい音色なんだろうと思いました。

 

 JR荻窪駅からも程近い公園ですから、是非散策してみては如何でしょうか(^^♪

 

 (参考資料)

   現地案内板