【 浄土院羅漢堂 】
平等院塔頭 浄土院に関しては以前ブログに更新してありますので・・・そちらをご覧
くださいm(__)m
「浄土院羅漢堂」は桁行三間、梁行二間、入母屋造本瓦葺で、鳳凰堂など和様の名建
築がある平等院で異彩を放つ禅宗様である。組物は出三斗で、中央には虹梁に大瓶束を
立て、欄間は菱格子。扉は桟唐戸、窓は花頭窓。柱は上部が細くなる粽で礎盤上に建っ
ています。
棟札から寛永17年(1640)、播主(施主)は宇治茶師・星野浄安道斎とその息
子、肝煎は藤村味斎・井上九左衛門、大工は京の善衛門、仏師は京の伊兵衛によって建
立されたことが明らかとなっている。
主要部材は創建当時そのままで保存され、内部の鏡天井には良好な龍の彩色画が描か
れており、保存状態も良好である。
堂内には宝冠釈迦如来坐像で、脇侍に十六羅漢像などが祀られており、開いた扉から
垣間見ることが出来ます(^^♪
江戸時代の地誌である『都名所図会』巻五などから、堂全体の形式や位置は変わって
おらず、平等院鳳凰堂拝観の際には是非垣間見してもらいたいお堂です(^^♪
(参考資料)
現地案内板