日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

上神取の庚申塔(山梨県北杜市)

 

  【 上神取の庚申塔

 

   所在地: 北杜市明野町上神取

 

 

 高さ136㎝。

 

 庚申信仰は中国発祥であり、日本には平安時代に伝来したとされる。江戸時代に広く

庶民の間に浸透している。

 

 

 「上神取の庚申塔」は、延宝8年(1680)に建立されたもので、四臂青面金剛

刻像があり、日月、焔光背で二猿二鶏が向かい合って刻まれている。

 

 屋外にある石造物の宿命か?風化も進んでしまっているが、貴重な民俗資料である。

 

 

 日本石仏協会という団体があるように、石仏研究も広く行われている。「上神取の庚

申塔」は北杜市指定文化財であるが、路傍の石造物も大切な文化財である。

 

 庚申塔にも地域差もありますから、見逃すことなく踏査してみると、専門外とはいえ

楽しいと思いますよ(^^♪

 

 (参考資料)

   現地案内板