日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

朝日森天満宮(栃木県佐野市)

 

  【 朝日森天満宮

 

            所在地: 佐野市神町807

 

 

 治安3年(1023)、藤原秀郷の7代の孫・足利壱岐守家綱は小野寺民部の嫉妬か

ら冤罪を受け、筑紫国大宰府に配流の身となったが、自らの境遇を菅原道真に重ねて太

宰府天満宮に参籠して一心に祈念したところ、冤罪は晴れて所領安堵された。

 

 家綱は神恩に感謝し、居城であった唐沢山城中の天神沢に天満宮を勧請して尊崇した。以来、佐野氏累代及び一門は守護神として崇敬している。

 

 慶長7年(1602)、佐野吉信は幕命によって唐沢山城から佐野城に移ることとな

る。この際に天満宮も現在地に遷座され、地名を冠し朝日森天満宮と称した。現在も佐

野氏の氏神として、地元の人々に天神様と呼ばれ親しまれている。

 

 平成30年(2018)より菅原道真を祀る天満宮で行われる特殊神事である鷽替え

も実施されていることでも知られています。

 

 

 「朝日森天満宮」でも鷽替え神事が行われており、通年で鷽の張り子が授与されてい

ることを知り、張り子目的で佐野市を訪れた。

 

 郷土玩具としての鷽はいくつか所持しているが、張り子の鷽は初入手!!これは別ト

ピで御紹介したい。

 

 佐野市といえば、佐野厄除け大師であろうが・・・「朝日森天満宮」は落ち着いた雰

囲気。是非こちらも参詣してもらいたいですm(__)m

 

 (参考資料)

   現地配付パンフレット