所在地: 佐野市金井上町2233 惣宗寺境内
田中正造は日本初の公害事件とされる足尾鉱毒事件の解決に向けて奔走し、明治天皇
に直訴(不敬罪にあたる行為であり死罪を覚悟の上での行動であった)した衆議院議員
として全国的に知られ、今の政治家に是非見習って欲しい人物の一人であります。
大正9年(1920)6月11日、正造分骨地の1つとして惣宗寺が選ばれ、その徳
風を追慕し、遺風を後世に永く伝えるために、渡良瀬川流域産出の石材を用いて建立さ
れた。
惣宗寺が分骨地の1つに選出された理由は、自由民権運動活動当時に「中節社」事務
所が置かれていたこと、大正2年(1913)に正造の本葬が営まれたことが要因とし
て挙げられる。なお正造の本葬の際、惣宗寺には全国各地から関係者が参列し、その数
は数万人ともいわれます。
惣宗寺=佐野厄除け大師であるが、多くの参拝者で年中賑わう寺院です。その境内に
「令和の世の国会議員に彼のような政治家は輩出しないものだろうか」、そう感じる
人は多いことだろう。しかしながら、参拝者の多くは墓所に見向きもしないのが現状💦
彼のような政治家がかつて存在したのだという事実をより多くの人々に知っていただ
き、今の政治について考えて欲しいものである。
選挙権の放棄=今の悪政を批判する権利はない、ということなのだから💦
(参考資料)
現地案内板