日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

菅神廟碑(栃木県佐野市)

 

  【 菅神廟碑 】

 

   所在地: 佐野市神町807 「朝日森天満宮」境内

 

 

 高さ163㎝、幅64㎝。伊豆青石(通称、小松石)製の正四角柱。

 

 天明2年(1782)、朝日森天満宮で祭事に奉仕していた松村広休らが、佐野在住

で江戸においてもその名を知られていた陽明学者・中根東里若思に、菅原道真の徳を讃

え、人々を啓蒙し、永く後世に人々を教え導く碑文の撰文を依頼した。

 

 碑字は、唐の大書家・顔真卿の「顔氏家廟碑拓本」から須藤温が集字し、天明7年

(1787)、須藤温の子である須藤茂永によって建碑されています。

 

 

 碑の劣化防止のため、覆屋が建てられていますが、碑自体は間近で見られますので問

題なし。書道をされている方は必見かもしれませんね。

 

 朝日森天満宮参拝の際には、是非碑文の美しさをご覧になってくださいね(^^♪

 

 (参考資料)

   現地案内板