日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

十万石ふくさや行田本店店舗(埼玉県行田市)

 

  【 十万石ふくさや行田本店店舗 】

 

            所在地: 行田市行田20-15

 

 

 間口7.9m、奥行12.7m、土蔵造二階建て。旧日光館林道に面して所在する。屋

根は切妻桟瓦葺き、外観は黒漆喰塗りで、正面二階の壁に3ヶ所観音開扉を配し、鬼瓦

を棟に載せた意匠が施されている。

 

 明治16年(1833)7月16日、呉服商・山田清兵衛商店店蔵として第11代当

主である山田清兵衛(伊三郎)によって上棟されたことが棟札によって明らかとなって

いる。

 

 初代・山田清兵衛の名は天保年間(1830~1844)の絵図に「呉服屋清兵衛」

と記されており、当時からこの地で呉服商を営んでいたことが確認できる。

 

 昭和27年(1952)からは足袋蔵として活用され、昭和44年(1969)、国

道拡張工事に伴い、曳家されたことを機に㈱十万石ふくさや店舗となり、その後、なま

こ壁が設けられ、平成24年(2012)の修理の際に白壁となりました。

 

 

 日本遺産 「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」を構成する文化遺産のひ

とつとしても注目されるべき建造物であり、行田銘菓「十万石饅頭」販売店舗としても

別途ご紹介したいと思います。

 

 これまで「十万石饅頭」を食したことがありませんでしたが・・・美味でしたぞ(^^♪

お試しで5ヶしか購入してきませんでしたが、もっと買ってくるんだったと後悔しなが

らブログ更新していますわ💦💦

 

 (参考資料)

   現地案内板