非売品
平成11年度から3年かけて行われた庶民の生活・習俗の生き証人ともいえる貴重な石の遺物の皆調査の一部を冊子化したもの。
この冊子の中には、保護と活用についても触れられている。
「保護のためには、石造遺物の歴史を知ることが重要であると考える。(中略)それぞれの地域で由緒ある石造物の話題が持ち上がるようになれば、石は消え去ることはないし、そのこと自体が活用であり、祖先への感恩報謝であると信じている。」
冊子に取り上げられている石造物は、各々の地域にあり、人々の身近に存在しながらも、ただの石ころと思われているであろうものも多い。
しかし、こうした石造物も地域の歴史を物語るものであることは知って貰いたい。
文化財保護法改正によって、文化財の保護と活用が考えられ始めた昨今。地域の史跡に光が当てられつつある。しかし、まだまだ問題点は多い💦
これからも文化財の保護と活用について様々な機会で考えていきたいと思います。