日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

令和4年度 第1回現地踏査『港区の知られざる歴史』 その2

 

 さて、札ノ辻交差点を通過して向かったのは、住友不動産三田ツインビル

 

 

 一面の芝桜🌸🌸🌸素晴らしいですねぇ。多くの方が写真撮影しておりました。

 

 おっと、ここを訪れたのは芝桜を愛でるためではありません。西館裏手には・・・、

 

 🔵 元和殉教遺跡          港区三田3-6

 

 

  元和9年(1623)、多くのキリシタンがこの地で処刑されている。

 

 石碑のみであるが、こうした地を訪れるのが日本史跡研究会の現地踏査なのである

(^^♪

 

 見学後は、ツインビル裏手のエレベーターを使用して、高台へと移動する。エレベー

ターから降りると、そこは次なる目的地。

 

 🔵 済海寺          港区三田4-16-23

 

   江戸三十三ヶ所観音霊場第26番札所であり、『更級日記』に登場する竹芝伝説の

  「竹芝寺」跡地に位置する。

 

   無事に御朱印は頂いたのですが・・・、本堂等改修工事中でした💦

 

 また境内は「最初のフランス公使宿館跡」であり、石碑があります。

 

nihonshiseki.hatenablog.com

  

 次に向かったのは・・・、区立亀塚公園

 

 

 この地は、戦国時代、太田道灌が物見台を置いたとされる地であるとともに、江戸時

代には上野國沼田藩・土岐家の下屋敷が構えられている。群馬県沼田は以前日本史跡研

究会で踏査した地であり、それと関連する場所を訪れるということも研究会の現地踏査

の基本的姿勢である。

 

 さらに明治時代に入ると、伏見宮邦家親王の第十二子である博経親王によって華項宮

家が創建され、その邸宅があった地である。昭和8年(1933)、建物は取り壊され

たが、訪れるべき価値のある公園である。その理由は、次回に。

 

                               その3 に続く