【 旧鴻池本邸跡 】
所在地: 大阪市中央区今橋2-4-1-12
鴻池家は摂津國鴻池村(現在の兵庫県伊丹市)に興り、酒造業で財を成した。
元和5年(1619)、初代・山中新六(幸元)が大坂内九宝寺町で開業し、寛永元
年(1624)、清酒輸送の経験を活かした海運業を開始したことで諸藩との関係を構
築している。
明暦2年(1656)、二代目・善右衛門正成が両替商を開始し、以後大名貸も行う
両替商が家業の中心となり、豪商への道を着実に歩むこととなる。
延宝2年(1674)、難波橋筋西北角の表口九間、裏行二十間の屋敷地を購入し、
両替店を開店している。
嘉永7年(1854)には長者番付の東の大関と記される程の豪商となりました
が・・・、明治に入り大名貸は貸し倒れ💦💦
しか~し、鴻池は潰れたりしていないのは周知の事実。
昭和22年(1947)、鴻池本邸は大坂美術倶楽部に売却され、現在はビルの片隅
に石碑が建つのみです。
鴻池家に関する史跡は各地に残存しており・・・、今後そちらを踏査したいと考えて
います。大阪市中央区踏査でもこうした石碑は見逃せない(いや、目立たぬ位置にあっ
たりするから素通りすることも多いか💦)とチェックしておきました。
石碑や案内板だけでも設置されていれば地域の歴史を知るきっかけにはなります
が・・・、活用法に関しては歴史ウォーク以外にこれといって思い浮かばない💦
こうした石碑も費用が掛かっていますから、もっと活用法を熟考してみなければなり
ません。