日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

白鳥神社(長野県東御市)

 

  【 白鳥神社

 

           所在地: 東御市本海野1116

 

 

 創建年代は明らかではないが、『源平盛衰記』に治承5年(1181)、木曾次郎源

義仲が樋口・今井・根井・楯氏(木曽四天王)、海野・禰津・望月・小室ら海野一族を

中心とした信濃の豪族と西上州の武士団二千騎とも三千騎とも云われる軍勢が白鳥河原

に集結したことが記されており、これが「白鳥神社」が史書の初出であり、平安時代

期には鎮座していたことは明らかである。

 

 また地元では日本武尊が東征の帰路に海野に滞在したと伝えられ、伊勢で没した際に

白い鳥と化した日本武尊が海野にも舞い降りたことから、宮を建立し日本武尊を祀った

とされる。そして仲哀天皇2年、勅命によって白鳥大明神と御贈号されたとの伝説が残

されている。

 

 奈良時代、海野郷として知られるこの地から献上された品が正倉院御物として残存し

ていることなどから、創建は奈良時代から平安時代にかけてと推測されています。

 

 

 海野氏初代・海野広道も祀られている神社であることから、戦国期には真田氏によっ

て厚く尊崇を受け、元和8年(1622)、真田信之が上田から松代に移封された際、

真田の鎮守社として寛永元年(1624)、松代に勧請されました。

 

 安政5年(1858)、海野神社と改称したが、明治13年(1880)、郷社に列

格され再び白鳥神社に改称されている。

 

 

 海野宿散策の出発点としてだけではなく、木曾義仲挙兵の地であり、真田氏の祖・海

野氏発祥の地としても訪れる価値の高い神社である。

 

 何故か?御朱印を貰い損ねているので・・・海野宿を三度?訪れた際に授与してもら

わないとなぁ💦

 

 (参考資料)

   現地配付パンフレット

   現地案内板