日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

令和5年度 第1回博物館研修 特別展『中尊寺金色堂』~上野公園界隈踏査も兼ねて~ その1

 

 去る令和6年(2024)3月10日(日)、少々肌寒い陽気のなか、日本史跡研究

会 令和5年度 第1回博物館研修 特別展『中尊寺金色堂』~上野公園界隈踏査も兼ねて

~を開催致しました。

 

 参加者は5名(奈良大学通信教育部生はスクーリング期間中であったので、残念なが

ら0名💦)でしたが、約18,000歩ほどの踏査という足が痛くなりそうな感じでし

た(+_+)

 

 午前8時45分。JR上野駅 入谷改札(パンダ橋口)に集合した一行(当初は3名で

昼に2名合流)。さっそく踏査開始です。 

 

 

 🔵 上野駅東西自由通路建設地点の遺跡   台東区上野公園5

 

 

 パンダ橋石碑脇に案内板があります。なかなか気にすることがないのではないでしょ

うか。

 

 平成10年(1998)、上野駅東西自由通路建設に伴う発掘調査が実施されていま

う。上野公園内は「上野忍岡遺跡群」として縄文時代から近世の遺跡が広がっており、

当該遺跡では縄文時代前期、弥生時代末期頃、古墳時代後期、奈良・平安時代の住居跡

などが検出されています。

 

 当初は10時半前に遅れて2名合流するとのことだったので、予定を変更して上野公

園内の踏査を優先しました(結果として合流は前記のとおり12時過ぎになってしまい

ましたが💦)。

 

 🔵 天海僧正毛髪塔      台東区上野公園1

 

 

 寛永20年(1643)、寛永寺子院・本覚院にて108歳で入寂した天海僧正の遺

命により、この地に供養塔が建立され、その後、本覚院伝来の毛髪を納めた塔も建立さ

れています。

 

 🔵 彰義隊の墓      台東区上野公園1

 

 

 慶応4年(1868)5月15日、大村益次郎率いる東征軍は彰義隊が籠る上野を総

攻撃。夕刻には彰義隊は壊滅敗走し、隊士の亡骸は上野山中に放置されたが、三ノ輪円

通寺住職らによって当地で荼毘に付されている。

 

 我々が撮影していると・・・訪日外国人観光客の方々も撮影を始めた💦何なのかを理

解した上で撮影したのだと思いたい💦

 

 

 西郷隆盛像も撮影してみました。上野公園のランドマークってことで。

 

 しかしながら、西郷どんの顔って本当にどんな顔だったんでしょうねぇ。妻が「こん

人は誰?」って言ったエピソードは有名ですよね。

 

 

 ということで、当面は博物館研修の模様をお伝えすることになるでしょう。しばらく

お付き合いのほど宜しくお願い致しますm(__)m

 

                              その2 に続く