日本史跡研究会 日々の徒然~埋もれた歴史を訪ねて~

日本各地の埋もれた史跡などをご紹介致します。また、日本史跡研究会の活動についてもご紹介しております。

普門寺前の道標(大阪府高槻市)

 

  【 普門寺前の道標 】

 

           所在地: 高槻市富田町4-14

 

 

 高槻城下と富田・茨木を結ぶ富田街道が南に折れる普門寺前の辻に、天保4年(18

33)建立された高さ1m25㎝の道標である。

 

 北面(裏面)には、「天保四歳癸巳二月上旬建之」

 

 南面(正面)には、右側に「右 京山﨑高津き芥川」、左側に「左 能勢妙見かぶさ

ん」、下部に大きく「道」

 

 東面(右面)には、上部に「左」、右側に「大坂 尼崎 い者´´らき」、左側に「す

ぐ そうじ寺」、下部に大きく「道」

 

 西面(左面)には、「右 大坂 みしまへ道」

 

                        と刻まれている。

 

  ※ 一部の文字は旧字体であったり、当て字であったりしますので、変換困難なもの

    に関しては刻字と異なります。ご了承くださいm(__)m

 

 

 天正10年(1582)、羽柴秀吉vs明智光秀山崎の戦い前日、羽柴秀吉の軍勢

は富田に着陣しており、詳細なルートは不明ながらも、普門寺前の辻を通ったと考えら

れています。

 

 そう考えると、この何げない道も歴史街道ってより感じませんかぁ(^^♪

 

 (参考資料)

   文化財をめぐる高槻 まちかど遺産    高槻市立しろあと歴史館

   現地案内板